『尾形光琳の燕子花図』根津美術館
根津美術館の所蔵品である、尾形光琳の〈燕子花図屏風〉を中心とした展示です。
この屏風は年に一度、この時期のみみられます。
〈燕子花図屏風〉は江戸時代に描かれた六曲一双の屏風で、
深い青色と背景の金がとてもきれいで豪華であると同時に、凛とした落ち着いた印象も受けます。
江戸時代の絵というと、浮世絵を思い浮かべることも多いですが、
今回の展示では、江戸の人たちが憧れていた対象、流行りもの、名所などが描かれた絵がずらりとならんでいました。
もう一つ、所蔵品の〈洛中洛外図屏風〉は、
京都の人や街並みを上から覗きこむような構図で、
間近で見て面白かったです。
一昨年見たときとは、また違う見方が見られました。
ちょうどこの時期に、美術館の敷地内の庭で燕子花が咲いています。
絵との違いを比較しながら見るのも楽しいです。
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