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『ムーミン展』

更新日:2019年5月21日

『ムーミン展』森アーツセンターギャラリー





ムーミンが好きな母とみてきました。


ムーミンの絵は、絵本や家にあるカレンダーから

色がカラフルな絵という印象でしたが、

この展示では黒いインクを使った小説の挿絵、風刺画も多く 私は新鮮に感じました。


ムーミンのもととなる絵本は、1945年ごろ戦時中に描かれたことも初めて知りました。


展示は出版された本やその挿絵を時系列にみながら、

トーベ・ヤンソンの生い立ちや住まい、仕事を始めた経緯などを知れるものでした。

また本以外にも銀行や商業施設の絵、新聞への連載、グッズやフィギュアの現物、舞台など

ムーミンが様々な展開をしていることもわかりました。


印象に残ったのは、

《ムーミン谷へのふしぎな旅》という1977年に出版された絵本です。

主人公はムーミンではなく、スサンナという子でした。

毎日退屈に過ごしていたスサンナが、新しいメガネを通して見た、奇妙な世界を旅する話です。

ムーミン谷のお話でもありますが、主人公に親近感が湧いたり、

読んでいて一緒に旅に行っている感覚があり、

絵本では王道かもしれませんが わくわくして面白かったです。

この絵本は一ページずつ丁寧に読めたので見応えもありました。

英語版の絵本を母にいただきました。


絵を描く仕事を作者がどうこなしていたのか、

それと同時に暮らし方などがわかる解説もありました。


私も小さい時から絵が好きで、描くことを仕事にできる人々に憧れます。

この展示を見て、絵の仕事についてますます興味が湧いて、いつか関われたらいいなと思いました。

ムーミン、トーベ・ヤンソンのことを今知れてよかったです。


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