『ムーミン展』森アーツセンターギャラリー
ムーミンが好きな母とみてきました。
ムーミンの絵は、絵本や家にあるカレンダーから
色がカラフルな絵という印象でしたが、
この展示では黒いインクを使った小説の挿絵、風刺画も多く 私は新鮮に感じました。
ムーミンのもととなる絵本は、1945年ごろ戦時中に描かれたことも初めて知りました。
展示は出版された本やその挿絵を時系列にみながら、
トーベ・ヤンソンの生い立ちや住まい、仕事を始めた経緯などを知れるものでした。
また本以外にも銀行や商業施設の絵、新聞への連載、グッズやフィギュアの現物、舞台など
ムーミンが様々な展開をしていることもわかりました。
印象に残ったのは、
《ムーミン谷へのふしぎな旅》という1977年に出版された絵本です。
主人公はムーミンではなく、スサンナという子でした。
毎日退屈に過ごしていたスサンナが、新しいメガネを通して見た、奇妙な世界を旅する話です。
ムーミン谷のお話でもありますが、主人公に親近感が湧いたり、
読んでいて一緒に旅に行っている感覚があり、
絵本では王道かもしれませんが わくわくして面白かったです。
この絵本は一ページずつ丁寧に読めたので見応えもありました。
英語版の絵本を母にいただきました。
絵を描く仕事を作者がどうこなしていたのか、
それと同時に暮らし方などがわかる解説もありました。
私も小さい時から絵が好きで、描くことを仕事にできる人々に憧れます。
この展示を見て、絵の仕事についてますます興味が湧いて、いつか関われたらいいなと思いました。
ムーミン、トーベ・ヤンソンのことを今知れてよかったです。
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