このどうしようもない世界を笑いとばせ 福沢一郎展 東京国立近代美術館
展覧会名の印象が強い!
福沢一郎は、昭和に活躍した画家です。
はじめは彫刻をまなぶものの、油彩画に転身、
超現実主義(シュールレアリスム)や社会風刺、神話、一時期戦争画も描いていたようです。
なかでも風刺画では、美術学校ではなく、帝大の文学部で学んでいた人ならではの視点で描かれていたことが印象に残っています。
〈他人の恋〉は、日本人の画家で初期にシュールレアリスムを取り入れた、
コラージュのような絵です。
傘を持った紳士、人が抱き合っているような様子の白抜き、それを塀から覗く人、文章、猿や女性の下半身…
美術史の授業で学んだあと、間近でみられてよかったです。
展覧会の目録は、一見不思議でわからない絵画を謎解き形式で解説していて、そこがすごく面白かったです。(日本語版のみ)
お恥ずかしいことに、この時 会話を注意されてしまい、
動揺して後半はあまり覚えていません…
気づきを友人と話しながら鑑賞すること、今後も気をつけたいと思います。
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